2019年8月プランタン記事
「特殊詐欺に注意」
面識のない相手から突然お金の請求をされるような詐欺が「特殊詐欺」です。
春日井警察署でその実態と対処法を伺いました。
【春日井で高額の詐欺被害】
昨年春日井市内の80代の女性宅に詐欺のハガキが届き、何回にも渡って、総額1億2550万円ものお金をだまし取られた事件が大きく報道されました。特殊詐欺はハガキか電話を使ったものが多く、警察署、裁判所、市役所などを名乗ります。警察署の場合は「あなたの情報が詐欺グループに漏れています」「クレジットカード情報が漏れています」などの文言が多く、市役所の場合は「還付金が戻ります」などが多く用いられます。
【ハガキに電話をしない】
普段見慣れないハガキが届いた時、そこに記されている電話番号に連絡をしてはいけません。インターネットなどで、そこに書いてある会社名や役所名を自分で調べましょう。そして調べた電話番号に連絡をして詐欺ではないか確かめましょう。また「携帯電話を持ってATMへ行け」というのは詐欺の手口です。よくわからない人は警察署(☎(56)0110)もしくは詐欺相談窓口(♯9110)に電話をして確認してください。
【留守番電話のすすめ】
電話での特殊詐欺への一番良い対応は、留守番電話にしておくことです。留守番電話はメッセージが残るので、詐欺グループは切ってしまうことが多いのです。量販店で詐欺電話に対応する電話機も取り扱っています。詐欺グループと直接話すのが一番危険なことです。「本日中に・・・」などと焦らせて正常な判断をできなくさせます。また、息子や孫などになりすまし、会社の小切手入りのカバンの盗難・遺失や、株による損失の補てん名目などでお金を要求し、振り込ませる「オレオレ詐欺」も後を絶ちません。「電話番号が変わった」という電話は詐欺なので、要注意です。
【まず周りに相談を】
何か心配なハガキや電話があった時には、1人で考えて対応せず、家族や知り合いに相談しましょう。警察署に相談をするのも良いでしょう。そして、日頃から家族と連絡を密に取り合うことをお勧めします。
春日井警察署
春日井市八田町2-43-1
☎(56)0110