2022年8月プランタン記事 春日井市消防署
「災害に備えて」
【消防署が令和6年移転】
梅ケ坪町の春日井市消防署は北城町に移転新築し、令和6年4月から供用開始の予定です。市消防本部消防総務課で話を伺いました。
現在の消防署は敷地が狭く、消防車両を縦列駐車せざるを得ません。新しい消防署は車庫が広く、緊急出動にも素早く対応できます。また、今は交通量の多い国道沿いに位置し、中央分離帯もあるため、渋滞時の出動には時間がかかることがあります。移転後はその改善も期待されています。
【防災学習コーナーも】
また、これまでの仮眠室は大きな部屋を区切っていたので、コロナやインフルエンザ感染の恐れがありました。それを完全個室として整備。女性職員も男性職員と同じ住環境で過ごせます。小学生向けの防災学習コーナーも設け、火災予防や防災について学ぶこともできるよう企画しています。
【熱中症対策も】
春日井市の火災件数は近年減っていますが、この時季は、熱中症の救急車出動が多いといいます。「8月末から9月は、例年厳しい残暑が続きます。熱中症で手遅れにならないよう、適切にエアコンを使って水分補給をするなど、体調に気を付けていただきたいですね」と消防総務課の柘植祐一さんは話します。
【地域のつながりも大切】
8月から9月にかけては台風発生のピークです。大雨の時には気象情報に注意し、適切な避難指示に従いましょう。夜間や雨天時の屋外移動は危険もあるので、普段から家族で安全な避難方法を考えておくことも必要です。また、大災害時には消防の手が足りない場合もあります。いざという時に備えて、地域の横のつながりも大切かもしれません。
春日井市消防本部
【住所】春日井市鳥居松町5‐44
【電話】(85)6376