2022年3月プランタン記事 ワークショップスエハン（篠木町）
「レンタルスペースオープン」
【店舗の有効活用を】
篠木町のワークショップスエハンに今年２月18日、レンタルスペースがオープンしました。同店は作業着や安全用品を扱う創業50年の老舗。近年は、電話やＦＡＸでの発注や配達が中心になっているため「店舗部分を有効活用して地域に貢献したい」というのが店主の長谷川勝巳さんとめぐみさん夫妻の願いでした。
【多くの人の協力を得て】
めぐみさんは応援する陶芸家、槇原太郎氏の作品展を開きたいという思いから、店舗をギャラリーにしようと決めました。快く改装を手伝ってくれたのは多くの友人です。壁は自分たちで塗ったしっくい。偶然知り合った地元のアートグループＮｏｓｉａも、照明や配置の仕方、作品展示などに協力してくれました。柱や床板などは店舗のものを生かして利用。歴史を刻んだ風格とモダンなセンスがあふれる空間です。
【多彩な企画を開催】
多彩な企画が進行中。春日井に拠点を探していた名古屋造形大の濱田樹里准教授が主宰するアトリエプティと連携し、毎月日本画教室がスタート。英語の絵本を読む会や、鍛金（たんきん）という銅板を打ち出す技法のワークショップも好評でした。５月第３土曜からは月１回の初心者デッサン教室を開催。金継ぎ教室も始まります。めぐみさん念願の陶芸家「槇原太郎展」は８月５日から８日まで開かれる予定です。
【一緒に成長したい】
「人と人がリアルに関わる機会が減っている今だからこそ、人と会い、作品を手に取ってコミュニケーションできる場にしたいです。頑張る人をサポートしながら、一緒に成長していけたら良いですね。街角の気軽なギャラリーになれるとうれしいです」と長谷川夫妻は話しています。
スペース スエハン
【住所】春日井市篠木町１‐２６
【電話】０９０（９９２９）９６２０、長谷川さん
